●メンテナンスサポートについて

通常使用における不具合の発生について
商品到着後、使用・未使用状態に関わらず無償でメンテナンスを受けられるアフターサービスがありますのでご活用ください。
(送料はお客様ご負担となりますのでご了承ください)

■.商品郵送先
〒731-0113
広島県広島市安佐南区西原9丁目4-21-2
株式会社Sweet D LIFEサポート管理部 宛
電話番号 : 082-836-3617
mail: info@sweetd-life.com

※迅速な事務処理を優先させる為に、メンテナンス品の到着・発送のご連絡は致していませんので、予めご了承ください。
※お問い合わせよりご連絡頂ければ、状況や予定日など、個別対応は可能ですので、お気兼ねなくご連絡ください。
※お客様の故意による過剰な破損や、大部分の破損の欠損パーツが無い場合、品質が保てなくなる事も加味して、お断りする場合もあります。

●LIFEのメンテナンスサービスの主旨


LIFE では、デザイナーが作品の様に製作していますので、お客様に長く使用して頂き、その経年変化を楽しんで頂きながら、
高級感が増して行く自然の天然木と共に歩んで頂きたい!という強い思いから、手の掛かる修理をデザイナーが無償で行っています。
そして、使い捨ての文化で育った私達が学ばなければいけない事。
それは、先達の皆様が当たり前の様にしてきた、本当に良い物を趣向品として長く、大切に肌身離さず持つという 本物の趣向品
そんな世界を演出したくて、LIFE は、お客様本位で 頑張ります。

●到着・状況・発送の連絡について


お送りされたメンテナンス品が届いているかどうか不安になられるかとは思いますが、メンテナンスサービスの迅速な事務処理を優先させる為に、
到着確認の連絡やメンテナンス状況の連絡、及び発送の連絡などは、行っていません。

一日でも早くメンテナンスを行ってご返送させていただきたいので、ご協力のほうよろしくお願いいたします。

※状況のご確認をご希望の場合、申し訳ありませんので、お問い合わせよりご連絡頂ければ、状況や予定日などをお伝えいたしますので、お気兼ねなくご連絡ください。

●修理内容について


お客様に快適なLIFEを味わって頂く為に、修理依頼が合った際には、他の部位も下記項目に該当している場合は、その修理も合わせて行います。
思い出の傷などがあって、消して欲しく無い場合などがあれば、修理品郵送時に 御一筆頂ければ対応致しますので、ご安心ください。

ご郵送頂いた後に、弊社担当者が開封してリストを作成後、状況確認に入ります。
その際に4段階の破損状況ランクに振り分けられます。

※メンテナンス破損状況ランク【A】~【D】に設定されます。

破損ランク:概ねの補修期間:破損状況目安
【A】2週間前後:割れのみ
【B】2週間~3週間:割れ・小破損・中破損パーツ有り
【C】1ヶ月前後:中破損パーツ無し・大破損パーツ有り
【D】1ヶ月以上or再補修に入るとそれ以上:大破損パーツ無し

破損の状況やパーツの有無が補修期間に大きく影響しますので、出来る限り破損パーツを一緒にお送り頂けます様、よろしくお願いいたします。
また、修理を行った商品には、LIFE発行の修理報告書を添付いたします。

お手元に届きましたら、内容をご一読頂ければ幸いです。(2011年3月7日から修理報告書添付開始)

●修理工程について


ここでは、お客様から届いた修理する工程の流れについてお話しようと思います。
お客様から届きます修理品には大きく分けて割れ、欠損の2種類あります。
木の性質上大きな衝撃が加わると繊維方向に裂ける特性を持っています。
しかし、LIFEではそういった場合でも無償でサポートいたしておりますのでご安心ください。
出来る限り元の状態に復元させお客様のもとへお送りいたします。

●メンテナンスの手順


修理36
上記写真(以後、しゅうりひんメンテナンス01)は完全に木が裂けた状態の商品です。

修理37
上記写真(以後、修理品02)は左カドにはひび割れ、右カドには完全に木の欠片がなくなっています。

修理品01から説明していきます。
まずは、きれいにベロアをきれいに剥がしていきます。
修理36

割れたパーツどうしを合わせて隙間などが無ければ、割れた面に木材専用の特殊溶剤を流していきます。
もし、お客様自身が修理する場合には木工用ボンド等の樹脂系の接着剤はご使用ならないように、お願いします。
修理03

割れたパーツをきれいに合わせると接着剤がはみだしてきます。
修理05

はみだした接着剤をデザインナイフでケースを傷めないようそぎ落としていきます。
修理06

内側にも接着剤がはみだしてきますので、内側の曲面に合わせたルータービットで削ります。
修理07

この時に割れの原因となった可能性を検証します。
その後、ケースに対応した実機をはめてみて、はまり具合を確認します、はまり具合が悪ければ、再度ここで調整を行います。
ここでの調整は実際にケースを造れないと分からない感覚なので、熟練したデザイナーが修理にあたってます。

デザインナイフで削っただけではまだ接着した線が目立ちます。
修理08

接着面を意識して少し荒目の布やすりで仕上げていきます。
修理09

荒目のやすりの後、#400#800#1200の順で細かく木を磨いていきます。
修理10

接着した面だけでなくケース全体を細かく磨いていきます。
木は磨けば磨く程、手になじみやすくサラサラとした手触りが味わえます。
修理11

修理の場合は筆ではなく、布で磨くように浸透性硬化剤を染み込ませていきます。
そうすることで、自然なツヤが出ます。
修理38

白い矢印の黒く見えるラインが割れていた所です。
近寄って意識しないと分からないレベルだと思います。
修理31

上の写真から少し引くとどこが割れていたか分かりません。
この後、出荷前にボタンの利き具合と再度はまり具合を確認してお客様の元へお送りします。
修理32

次に修理品02の修理です。01同様まずはベロアをきれいに剥がします。
上記写真の向かって右カドはヒビ、左カドは欠損とヒビが見られます。
修理12

右カドのヒビの入っている部分に木材専用の特殊溶剤を流していきます。
修理13

左カドの欠損した先にはヒビが入っています。
修理14

今度は外側に刻印が入っている為、刻印部分が埋まらないようにケースの内側から特殊溶剤を流していきます。
修理15

左側の溶剤が硬化するまで反対側のはみ出た部分を削っていきます。
修理18

内側も同様に削っていきます。
修理19

これらは修理や商品を造る時に使用している工具類です。
様々な状況によってビットや棒やすりを使用していきます。
修理24

欠損パーツ用木材のほんの一部です。
これらの中から修理する色味や材質、木の繊維方向が近いものを選定し、欠損部分に合わせてカットしていきます。
修理16

今回選んだ材料で、ケースの色味、材質にほば近いものです。
修理17

欠損した部分は表面がガタガタなのでやすりで平面になるように整えます。
修理20

先程の選定した材料を欠損した大きさに合わせカットし、平面に整えた角度に合わせてベルトサンダーで削っていき圧着します(結構むづかしいです!)
修理21

接着後、ある程度大まかにベルトサンダーで削ります。
修理22

ここから細かい作業です(((;゚д゚)))
色々なルータービットを付け替えてケースを傷つけない様、注意しまがら元の形に整形していきます。
修理23

イヤホンの穴も細心の注意を払ってきれいな円を整形していきます。
修理25

新しく圧着したパーツに浸透性溶剤を木に染み込ませ木の硬度を高めます。
この溶剤が硬化した後、ハマリ調整を行います。
修理26

きれいに整えたイヤホンの穴と分かりにくいですが刻印部分に接着剤が入ってません。
修理27

修理01同様少し荒目のやすりから細かく仕上げていきます。
修理28

ケース全体をツヤがでるまでひたすら磨きます。
修理29

ここでも磨くように硬化剤を塗っていきます。
修理30

仕上がったケース表面、塗装をしない自然なツヤがLIFEの商品の特徴の一つでもあります。
修理01

矢印上部にヒビが入っていた黒いラインが薄く見えます。
修理33

若干色味が違います。
修理35

やはり欠損したパーツがあればほぼ分からないくらいに修理してお客様の元へお返しできますので、欠損したパーツは本体と同封の上送って頂きますようお願い致します。
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