【1】まず、フィラーという木の目(導管)をつぶす役目の目止め材を塗りこんでいきます。 | 【2】木の繊維とは反対の直角方向に埋め込むようにして木の目(導管)をつぶしていきます。 *これからの画像は指や爪を気にしないでご覧ください。 汚っ!!と思わないで下さい。 仕事をしている手なんです。 | 【3】カメラ穴やボタン部分に残ったフィラーを専用ブラシ(歯ブラシですがwww)できれいに落としていきます。 |
【4】サンディングシーラーという溶液です。これを拭き付け研磨して木部表面を平らに整えます。 | 【5】季節により乾燥時間が変わりますので溶剤の配合も変えていきます。 画像はうすめ液。 | 【6】配合した溶液をきれいに濾します。ホコリやゴミは鏡面塗装においては大敵です。 |
【7】サンディングシーラー1回目拭き付け。 ここで拭き付け→乾燥を【3回】繰り返します。 | 【8】ここで戸政君が質問してきた。「フクミツさん…顔も映しますか?」 自分「まあ、手だけ写すよりどんな人がやってるか分かった方が伝わりやすいよね」 戸政君「ヒゲ整えてなかったな…」 自分「まあ、しょうがないよ」 【9】に続く… | 【9】8のやり取りの続きです。 ヒゲを整えた戸政君の翌日の画像です。 戸政「ヒゲを整えてきました…」 自分「お、おぅ…」 自分の心の想い「取り直せってことか?そういうことなのか?」 戸政君、無言のまま作業に入る。 自分撮影する。 で、結局撮り直ししたのがこの画像。 やっぱり顔が気になるみたい( ̄∀ ̄)ウシシ♪ |
【10】拭き付け→乾燥を【3回】繰り返したサンディングシーラーを研磨していきます。ここできれいに表面を整え平らにしていきます。 | 【11】画像左が平らに整えたケース、右が分かりやすいよう少し研磨したケース。 右のケースは吹き付けただけなのでデコボコしてるのが分かると思います。 | 【12】サンディングシーラーを研磨し終えたケースです。曲面もきれいにそのRに合わせて整えています。 これからいよいよウレタン塗料の拭き付けです。 |
【13】ウレタン塗料吹き付けの様子。 ウレタンの拭き付けも吹き付け→乾燥を【3回】繰り返します。 | 【14】ウレタン塗装を3回拭き付けて乾燥させたケースです。まだ表面が少し波打っているのが確認できます。 ここからが最終研磨です。 | 【15】仕上げ研磨は番手(細かさ)を上げていき600番~1500番と研磨していきます。 600番で横向きに研磨したら1500番では縦向きに研磨したりときれいに仕上げる技が光ります。 |
【16】エッジ部分も表面が平らになるように研磨していきます。 | 【17】もちろんケースの化粧部分の段差も平らになるように研磨します。 | 【18】光に当てながら凹凸がないかチェックしていきます。 画像では伝わらないのですがこのチェックを何度も繰り返し表面を平らにしていきます。 ここで戸政君おもむろにカメラのモニターで撮影した画像のチェック。 またか… |
【19】チェックした画像をみてやっぱり帽子を深くかぶるんで目より下でお願いしますと、 もう一枚撮影した画像。(撮影シーンではなく自分の顔が気になってしょうがない戸政君( ̄∀ ̄)) | 【20】微粒子コンパウンドでさらに磨きをかけていきます。 | 【21】微粒子コンパウンドでバフにあてて磨いている様子。 画像では止まってるように見えますが、かなり高速で回転してます。 |
【22】横から方向も。 | 【23】角の部分もきれいに磨いていきます。 | 【24】まだ、研磨は終わりません。 さらに目の細かいコンパウンドで文字どうりの【鏡面】を目指します。 |
【25】角の部分やサイド部分も【鏡面】を目指します。 | 【26】ヤスリ傷が消えすべての面がフラットに整いました! | 【27】最後にケース内側の淵も指で感触を確かめながらきれいに整えていきます。 |
【28】あたりが出ている部分はきれいに研磨します。 *この部分はケースのハマリにも関係してくる部分ですので内側までは鏡面仕上げにはなっておりませんのでご了承下さい。 | 【29】最後に光沢を出す為と塗膜の保護の為のワックスで磨きです。 | 【30】それで完成したのがこの画像。 スタンドライトにかざして内側の電球がきれいに映り込んでます。 本当にまっ平らなんです。 |
【31】30同様映り込みの写真です。 | 【32】!!!!って思われたと思いますが、映り込んでいるのは紛れもなく鏡面塗装担当者の戸政君です。もちろんフォトショップで加工したものではありませんよ。 |